そして英語圏の文化に接するには聖書とシェイクスピア、そしてマザーグースなんてよく言われますから、
もしマザーグースに興味がある方は是非、英語でマザーグースを読んでみることをオススメします。
マザーグースというのは通称で英国ではナーサリーライムなんて呼ばれているんですけど、
マザーグースの醍醐味は詩が韻(ライム)を踏んでいることなんです。
一応子供向けにいくつか日本語版の絵本が出版されていますが、
日本語にしてしまうと英語独特の韻の面白さがなくなってしまうのでちょっぴり物足りないかもしれません。
たとえば、有名な「Hey diddle diddle」を例にすると、
Hey diddle diddle,
The cat and the fiddle,
The cow jumped over the moon;
The little dog laughed
To see such sport,
And the dish ran away with the spoon.
というようにdiddle(掛け声)とfiddle(バイオリン)、moon(月)とspoon(スプーン)などが英語独特の韻を踏んでいます。
で肝心のお話の内容はと言うと、、
ネコがバイオリンを弾いて牛が月を飛び越して、動物達とお皿とスプーンまでも踊りだす^^;
とまったくナンセンスな内容なんですけど、そこがマザーグースの不思議な面白さです。
ちなみに私の一番のお気に入りは「Little Bo-peep has lost her sheep」かな
羊飼いのボーピープが寝ている間に羊さんがいなくなったり、羊さんが自分のシッポをどこかに置き忘れて^^;
それを見つけるというお話なんですけど、なんか、隠れんぼみたいで大好きです♪
ついでにパワーパフガールズのアニメのオープニングで「お砂糖、スパイス、ステキなものをいっぱい〜」という
セリフも実はマザーグースのお話の1つだったりします♪
ちなみに男の子はカエル、カタツムリ、子犬のしっぽでできてます(笑)
ほんとマザーグースを知っているだけで映画とかでマザーグースのキャラや引用が出てくる度にとっても共感できます。
きっとマザーグースのキャラが登場するだけで、元の詩の内容がぱっと思い浮かぶからなんでしょうね^_^
そして「サムシング・ブルー」という詩にちなんで結婚指輪はサファイヤにしたいです。したい。したい。
ほかにも色々とお話がありますが、大抵はバットエンドなことが多いようです。
とあるカナダ人とマザーグースのお話をした時に彼がしきりに「トラジック」と連発してました。
きっと戒める内容の詩が多いので仕方ないかもしれませんね。