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「忍び寄る漫然運転」

深夜交通量が少なくなった時に眠気と共に漫然運転の魔の手がやってきます。
特に夜間は暗がりでよく見えないため、目から得られる情報が少なくなっているので、
ついついスピードを出しすぎる傾向にありますが、
実際は暗くて良く見えない分、スピードを控えめにしてしっかりと情報を収集しなければいけません。
ふと気が付いたときに、どのくらい制限速度を守れているかで漫然運転のレベルを計ることができるかもしれませんよ。

ちなみに漫然運転の兆候はいくつかあって

さらに漫然運転が危険なのは、対向車や後続車、歩行者など周囲に気がまわらなくなり、
しかも、なるべくブレーキを踏まないように運転するようになるのが特徴で、
例えば、もし目の前に左折車がいたら、ブレーキを踏むよりもハンドル右に切ってよけるようになります。
きっとハンドルを切る前に右を確認する余裕はないハズです。

車の運転をする時は、しっかりと睡眠や休息をとって心身ともに健康を保ち
安全運転を心がけていないと昼夜を問わず、すぐに漫然運転が忍びよってきて
速度超過、信号無視、バイクや歩行者との側方間隔不保持などいろいろな違反を無意識のうちにしてしまいます。
この状態はとても危険で飛び出してきた歩行者や自転車などに気がつかなかったりして、事故に遭いやすくなります。
そのため積極的に速度超過や信号無視をする人を取り締まることで漫然運転している人を道路から排除でき、
しかも漫然運転している人に反省する機会を作ることもできます。

もちろん意識的に速度超過しているのと漫然運転で速度超過しているのは一見しても分かりませんが、
漫然運転の場合は見ているようで見ていないので、
その車の後ろを走る時にブレーキを踏むポイントを見ていると漫然運転かどうかが分かると思います。

直前の車が左折しようとすると、ブレーキを踏まずにハンドルでよけていませんか?

なるべくハンドルをきらないで走ろうとするためレーンを無視したり
すり抜けするバイクを嫌い極端にセンターライン寄りを走ろうとしていませんか?

信号のない横断歩道でも歩行者を気にせず、そのまま通り過ぎようとしていませんか?

普段から緩みやすい心を引き締めていかないと、いつでもアナタのそばに漫然運転がやってきますよ。


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2000-2009 文:りあ