次へ前へ     □ ホームページ > 安全運転の目次 > 雨の日・夕暮れ時はライト点灯

「雨の日・夕暮れ時はライト点灯」

雨や曇りの日、夕暮れ時は早めにライトを点灯させましょう。

夕日を見たら車幅灯だけではなく、ヘッドライトも点灯させましょう。
沈みかけの太陽を背にして走ると、太陽の光にまぎれてしまい対向車に気づかれないこともありますし、
いち早くヘッドライトをつけることによって夕暮れ時に誰よりも早くライトオン状態にできますよ。
やっぱり車幅灯だけとヘッドライトを点灯させたのでは目立ち具合が違います。
特に路地からの飛び出しが格段に減るはずです。
あなたが逆の立場だったらイメージがつくと思いますよ。
路地から出ようとした時に明かりが見えたら、「車が来る」ってわかりますものね。

まずは、電信柱などに付いている街灯が点灯しはじめたらヘッドライトを点灯していきましょう。
そういえば子供の頃、薄暗い部屋で本を読んでいたら、
母に「暗いの我慢しなくていいから、電気つけて読みなさい」と叱られたことがありましたっけ(笑)

ある程度周りが明るいときにヘッドライトを点灯させていると
「ライトが付いていますよ」って教えてくれる方もいますが、そんな時は「早めの点灯です」と答えてあげましょう(^^)
あなたがライト点灯のペースメーカになってもいいと思いますよ☆


「雨の日」

雨の日にヘッドライトをつけても視界が格段によくなるわけではありませんが、
対向車や後続車に対して非常に有効です。
ライトを点灯させた車とそうでない車の目立ち方の違いを確認してみてください(^^)

ヘッドライトをつけた方がバックミラーにライトが写って、存在感がアップしてますよね。

トンネルを通過する場合も、車幅灯をつけるだけで満足しがちですが、
車幅灯だけではあまり意味が無い(暗い)のでヘッドライトを点灯することをオススメします。
自分自身を守るため、対向車に確実に気づいてもらえるように車幅灯だけでなくヘッドライトも点灯させて目立ちましょう。
ちなみに写真の中のトンネルではヘッドライトを点灯させている車の後ろと対向車線に無灯火の車が走っています。
(トンネルの外が明るい時間帯は明順応しているために多少の明るさには気がつかないことがあります。)


「沈みかけの太陽」

いくら太陽が出ているからといって、視界が確保されないこともあります。
沈みかけた太陽を背にして走る場合は対向車からとても見えにくくなっています。
日が落ちてくると太陽の光が直接目に入ってきてしまうため、極度に明順応(幻惑)してしまい視界が悪くなる例です。

対向車からはこんな風に黒っぽく見えてしまいます。
ヘッドライトを点灯させていない車はその存在感する薄れてしまい、見逃してしまう可能性が高くなります。

太陽を背にして走ると対向車をよく確認できますが、太陽に向かって走る車からは対向車の確認が難しい状態になります。

もう1つ興味深い点があります。
太陽に向かって走る車は、対向車が見えにくいためヘッドライトをつける車が多いのに対して、
太陽を背にして走る車は、対向車が良く見えるので、ヘッドライトを点灯しようとする意識があまりないようです。
実際は太陽を背にした車の方がヘッドライトを点灯させなければいけないんですけどね(笑)
対向車がサン・バイザ(日除け)を使っている時は、逆光になって対向車からこちらが見えにくくなっている事があるのでヘッドライト点灯が有効です。

最近では運送会社などの営業車が「ヘッドライト常時点灯実施中」のステッカーを付けて、
晴れの日でも終日ヘッドライト点灯を行なっているようです。
木陰やカーブなどで一瞬暗がりに入ると、対向車に気付かれないこともあるので、
バイクと同じように常時点灯が有効かもしれません。

関連記事:「ヘッドライトの昼間点灯」


次へ 前へ 目次へ戻る


2000-2009 文:りあ