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「信号待ちで削れるクラッチ(MT車)」
信号待ちの時にギアレバーをニュートラルにして、クラッチペダルに足を軽く乗せていませんか?
ギアレバーをニュートラルにしてもギアは回りつづけています。
そして、ギア自体の重みによって、ほんの少しずつですがクラッチが削れていくので、
信号待ちではクラッチペダルをしっかり奥まで踏み込むか、クラッチペダルに触れないようにしましょう。
ほんの少し半クラッチになっているだけで削れていきます!
また、走行中もギアチェンジする時以外はクラッチペダルに足を乗せるのはやめましょう。
クラッチペダルを足置き場にしてしまうと、半クラッチになりギアとエンジンの接続が不完全になってしまい
クラッチにとても負荷がかかってクラッチの消耗を早めてしまいます。
もう少し詳しく
クラッチが繋がっている間はギア(歯車)はいつでもエンジンの回転にあわせて回っています。
ギアレバーがニュートラルになってる時はギアシャフトとギアは接続されていないため空転していますが、
ギアレバー(ギア操作)によってシンクロナイザーが働き、ギアとギアシャフトが接続します。
シンクロナイザーはギア(歯車)とギアシャフトのクラッチみたいなもので、
(といってもクラッチペダルを踏まずにギアチェンジしてしまうとギアを痛めてしまいます。)
ギアの回転数とギアシャフトの回転数が違っていても滑らかに回転数を合わせる役割があります。
ということで、停車中ギアレバーをニュートラルにしている状態でも(クラッチペダルに足を乗せて)半クラッチにしてしまうと
ギア自体の重みによって、ギアの回転がエンジンの回転に微妙に追いつかなくなり、その分だけクラッチが削れてしまうそうです。
もし半クラッチのまま走行すると、ギアの重みだけでなく車全体の重量がクラッチに掛かってしまうのは想像にたやすいですよね。
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2000-2009 文:りあ