安定という面では、一度動き出したら止まりたくないし、タイミングや間隔はいつも一定であって欲しい。
『黄色信号や「信号の無い横断歩道」に差し掛かれば、止まるよりは進みたい』
『前の車が右左折するためにブレーキを踏んだら、スピードを落としたくないからブレーキを踏むよりハンドルでよけたい』
『前の車と車間距離が短い方が安定した気持ちになれるし、他の車に割り込まれたくない』
ところがこれとは裏腹に、制限速度超過などによって刺激を求めます。
制限速度で走行すると眠くなる頭が、速度超過すると脳内で刺激物質(アドレナリン)が分泌され
とっても刺激的な状態になります。(もう眠気はぶっ飛んでいることでしょう)
「運転は危険だから、楽しい」とでも言ったところでしょうか。
まるで麻薬かギャンブルの様な高揚感が得られるはずですし、
もし目の前にペースの遅い車がいようものなら、麻薬の切れた中毒患者と同様、
言い様の無いストレスがみるみると溜まっていくはずです。
これらは人間の高い学習能力によって、「運転」という作業に慣れることにより起こる当然の結果でしょう。
でも「安全への気配り」という理性が働いていないと本能のまま生きる動物達と同じかもしれません・・・・。