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「安全運転・・・法律で決められていること」

道交法などではこと細かく色々な法律が定められています。
そのすべての法律を覚えている人は少ないでしょう。
法律自体はとても難しい内容で一般の人が読んでもなかなか理解しにくい内容ですが、
その法律を分かりやすく書いたものが教習所で使った学科教本というわけです。
さらに教習所では法律に従って運転の基本を指導してもらうことができますし、
試験場ではどれだけ基本ができているか(法律に従っているか)の確認をされます。
そして免許取得後も基本に忠実な運転を心がけていれば、いつでも試験場の試験にパスできるはずです。
(試験自体は初心者になる前の人が合格できるわけですからね^^;)

また法律は事故防止を目的としていますので、ほとんど常識的な内容となっています。
ところが、私達は知らないうちに法律違反をしてしまうこともあります。

たとえば矢印信号、「矢印信号が3つとも点灯」と「青信号」の違いは・・・
矢印信号は指定方向のみ進行可ですので、この場合直進と右左折のみ可能ということになります。
そう矢印信号ではUターンはできないということです。
うっかり右矢印点灯などでUターンしようものなら法律的には信号無視となります。(2点減点)
その前に右折レーンを使ってUターンをした場合は通行帯区分の違反になってしまうでしょう。(1点減点)
なお、現状に即して法律が改正され平成24年4月1日からは右折の矢印信号で右折とUターンができるようになりました。
また右折矢印信号が出ている場合は対向車側は赤信号になるようになっています。

直進車が渋滞していると右折したい車が待ちきれずに、
センターラインをはみ出して、行くことがあります。
道交法を適用すると通行区分違反(右側通行)になります。(2点減点)

道路は公共の場所なので道路を駐車場代わりにするのは良くないですし、
歩道の上に駐車した場合、歩行者は車道を歩くしかなくなるので危険かつ迷惑な行為となります。
(車椅子の方は最低75センチ以上の隙間がないと通ることができず、段差があって車道にも降りられなくなることもあります。)
また駐車時、側方に3.5メートルの余地(路肩側は75センチ)が残っていなければ無余地駐車ですし、
交差点付近や駐車場入り口付近など細かく適用していけば、住宅街での路上駐車はほとんどのケースで違法となります。
さらに夜間8時間以上に渡って駐車などしていると放置行為とみなされて罰金刑(20万円)となることもあります。
特にマンションなどでは放置行為が横行していますが、マンションといえど緊急車両などの通行の妨げになるため、
一斉取締りなどで検挙されることもあるようです。

などなど他の人もやっているから大丈夫だろうと考えていると、
違反がきっかけで事故が発生した場合(違法駐車していて、そこに追突されたなど)に
思わぬところで過失(責任)を認定されることがあります。
集団心理(群集心理)では集団という匿名性から正常な判断力が希薄になってしまうので、
周りに流されないように、強い意志を持ちたいものです。

「赤信号みんなで渡れば、全員死亡」(ブラックユーモアすぎるかな^^;)


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2000-2008 文:りあ