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「加速時のギア操作(MT車)」
マニュアル車の場合、ギアのシフトチェンジは自分で行います。
さて、シフトチェンジタイミングはどのように行えばよいでしょうか?
すばやく加速する場合
1速から2速にチェンジするタイミングは、だいたい15〜20Kmくらいです。
クラッチをゆっくりつなげると同時にアクセルを踏みこんでエンジンの回転とタイヤの回転を合わせる様にしてください。
もし、「カクン」っとなって車体が揺れたり、「ククッ」と加速する様な感じなら、アクセルを踏み過ぎです。
もし、クラッチをつなげると同時にエンジンブレーキが利き始めたら、アクセルの踏み込みが足りません。
クラッチをつなげる時間を短くすればするほど、これらの現象(変速ショック)が目立ってきます。
半クラッチを長めにする(クラッチでエンジンの回転とタイヤの回転をなじませる)か、
アクセルの踏み加減で(エンジンの回転とタイヤの回転が同じになるように)調節します。
アクセルの踏み加減に慣れるまでは、半クラッチを長めにするのがよいでしょう。
2速から3速にチェンジするタイミングは、だいたい40〜50Kmくらいです。
1速から2速の時と同じように、クラッチとアクセルを上手に使ってください。
トルクが最大になる回転数でギアチェンジするのが最も効果的です。
そしてクラッチをつなげる時も大切ですが、クラッチを踏み込む時も注意しましょう。
クラッチを踏み込むより先にアクセルを緩めすぎると、一瞬エンジンブレーキが利いてギクシャクしてしまいます。
なので、クラッチを完全に踏み込んだ後にアクセルを緩めるようなイメージでいてください。
「クラッチを踏み込む→アクセルを緩める→ギアを操作する→アクセルを軽く踏み込む→クラッチをつなげる」
の一連の流れをいかにスムーズに行なうかがポイントです(^^)
ゆっくり(変速ショックなしで)加速する場合
1速から2速にチェンジするタイミングは、だいたい10Kmくらいです。
5〜10Kmくらいのタイヤの回転とアクセルを踏まない状態の2速のエンジンの回転は同じくらいなので、
クラッチを早くつないでもあまり変速ショックがありません。
2速から3速にチェンジするタイミングは、だいたい25Kmくらいです。
20〜25Kmくらいのタイヤの回転とアクセルを踏まない状態の3速のエンジンの回転は同じくらいなので、
クラッチを早くつないでもあまり変速ショックがありません。
車種によって多少ギアチェンジするスピード(タイミング)は異なりますが、だいたいこれくらいです。
「アクセルを踏まない状態のエンジンの回転」と「タイヤの回転」が一致すれば、スムーズにギアチェンジが行えます。
左はガソリン車のタコメータ、右はディーゼル車のタコメータ
タコメータによってエンジンの回転数を知ることができます。
※トルク・・・エンジンの力、エンジンの回転数によってだんだんと大きくなっていき、
ある回転数(ガソリン車3500〜4000回転/ディーゼル車1500〜2000回転)を境に減少していきます。
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2000-2009 文:りあ