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「加速時のギア操作(AT車)」

オートマ車の場合、ギアのシフトチェンジは自動で行ってくれます。
実はこの自動が曲者かもしれません。

アクセルを踏みある程度スピードが上がると自動的にギアを変えてくれますが、
ギアを変える瞬間はエンジンとタイヤが切り離されニュートラル状態になります。
このニュートラルの時にアクセルを踏み続けるとエンジンの回転がどんどんと上がって
自動的にギアが切りかえられた瞬間、エンジンの回転とタイヤの回転が大きくずれてしまい、
車体が揺れてしまうこと(変速ショック)があります。
これはマニュアル車のクラッチ操作によって引き起こる現象と同じです。

ギアチェンジする瞬間にアクセルを緩めれば、この現象は起こりませんが、
オートマ車の場合は車が勝手にギアチェンジするので、変速ショックは避けられないと思います。
でも、あまりアクセルを踏みこまずにゆっくりと加速していけば、少しは変速ショックを軽減できますし、
ある程度の回転数までエンジンが回ったらアクセルを軽く緩めれば自動的にシフトアップするので、
この性質を利用してあげればオートマといえどドライバーが意図的にシフトアップすることができるようです。

※無段階変速のオートマはこういった現象が起こらないそうです。


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2000-2009 文:りあ