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「サンキューハザード」

道を譲ってもらったりしたときにフロントウインドウ越しに相手の顔が見えれば
軽く手を上げたり、会釈すれば道を譲ってくれた方も快く感じます。

暗くなると相手の顔が見えなくなるので、その車の前方に入れてもらった場合はハザードを1〜2回つけたり、
譲ってくれた車の対向車線に出る場合はハザードが見えないので、
代わりにクラクションを短く(軽く)たたいて「ピッ」っと鳴らします。
これらの行為は厳密には違法(本来のハザードやクラクションの使い方ではない)ですが
一般的に車同士のコミュニケーションをとるために行われています。
またハザードをつけることにばかり気をとられると、
加速するのが遅れて譲ってくれた車に余計な迷惑をかけるかもしれませんので
すばやく加速する方が大切かもしれませんね。

そして、あなたが道を譲ってあげたときに相手から挨拶が無くても、
あなたは当然の行為しただけなので相手からの挨拶を期待しないことも大切です。


中にはハザードやクラクションは「危険を警告するためもの」なので、挨拶に使うのを嫌う方もいます。
特に合流地点などで形式的にサンキューハザードが使われているところでは
挨拶自体が形式的になってしまっているためサンキューハザードを使うこと自体が義務に感じてしまうことがあるでしょう。
きっと手段が目的に変わってしまっているのかもしれませんね。
挨拶の基本はフェースtoフェースですから、
外が明るく、相手の顔が見える場合は、なるべく手を上げて挨拶する様にしましょう。
特にクラクションを使うと不快感が伴うためなるべくなら使わないようにしたいものです。

その他に、車線を間違えたりして目的の車線に戻ろうと割り込んでしまった場合など
後続車は自分のことを無視されたと感じて(割り込まれたことを怒って)
クラクションを鳴らし続けたり、ハイビームにしたりして嫌がらせをすることがあります。
こんなときは「ついうっかりアナタのことに気が付きませんでした」(「ゴメンナサイ」)
の意味を込めてハザードを2回か3回点灯させましょう。
大概は許してもらえると思います。
こちらがゴメンナサイをしても、嫌がらせを続けてくるようなら、右左折したりしてその車から離れましょう。


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2000-2009 文:りあ