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こんな狭くて交通量の少ない交差点に信号をつけると、 信号が変わるまでの時間が無駄ですよね。 たった5歩だか6歩の道幅ですから。 |
さらによく考えると、もともと信号がないような場所ですから普段はほとんど人通りがないハズです。
例えば1日に20回、30回歩行者のために車が止まっても、全体的に見れば車の円滑な通行が阻害されるようなことはないでしょう。
しかも年配の方や体が不自由な方の場合、横断歩道を渡るのに時間が掛かりますが
信号が無ければ車は「歩行者が渡りきるまでの時間」にあわせて待つことができます。
やっぱり車の円滑さだけにとらわれて、肝心な歩行者の気持ちを忘れてしまってはいけないと思います。
車の流れが激しい横断歩道ほど車が止まらなければいけないハズです。
また車の円滑な通行のためにも、あちこちの「歩行者が極端に少ない横断歩道」に無意味な信号を数多く設置されるより
歩行者が必要な時に止まってあげたほうが絶対に素敵ですし、そのための横断歩道ですから。
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ちなみに理想を言うと、もし全ての車が横断歩道で止まることができるなら、
車線数が多く歩行者が少ないところほど信号をなくしたほうが車の円滑な通行を確保できると思います。
どうしてかと言うと1人の歩行者が渡りきるまで8車線あるとしたら、その全ての車線が赤信号になってしまっているからです。
答え、なかなか渡れないので立ち話を始めてしまいました。
関連記事:「横断歩道通過時のポイント」(危険予測編)
後続車に気を使うことも大切ですけど、
交通ルールは歩行者優先にできているので後続車よりも歩行者の方にも気を使ってくださいね。
しかも歩行者の方がアナタより早くから横断歩道で待っているんですから。
黄色い丸印で囲んである横断歩道とセンターラインが重なったところを見てみると
横断歩道の上にはセンターラインが引かれてないですよね。
ということで、信号の無い横断歩道は「歩道」扱いなので道路交通法的にも車よりも歩行者が優先されるのです。
(当然、横断歩道上の事故は歩行者に注意を怠った車の過失100%と厳しくなっています。)
立ち話している人達ならともかく、横断歩道を渡りたい意思表示をしている人達まで無視するのは、とっても寂しいと思います。
まずは、自分で行動してから文句を言ってください。(100回中に数回しかそんなことはないと思いますから!)
この人達は、立ち話しているように見えますか?それとも渡ろうとしていますか?
徐行するたけでは歩行者に迷惑になることも!
ゆっくり進むことは確かに安全ですけれども、歩行者が渡るタイミングを逃してしまうこともありますよ。
もう少し気を利かせて止まってあげましょう。
対向車も同じことを考えているかもしれませんよ、アナタが先に止まって対向車に安心して止まってもらえるようにしましょう。
実はその原因はアナタの止まり方にあります!
速度を落としてズルズルと進んでいると、歩行者からは「この車止まるのかなぁ?」と思われてしまいます。
そして、止まるか・止まらないか分からないアナタの車に意識が集中してしまうんです。
こうならないように、メリハリをつけてキッチリ止まりましょう。自然体で止まることによって、歩行者から意識されずに済みます。
そうすれば、意識に余裕ができるので歩行者は対向車線側などに十分注意を払うことができます。
後続車に追い越しされるのがイヤなのかな〜?
そうだとしたら、路上駐車と間違われないような止まり方を身に付けましょう^-^
ちなみに後続車の追い越しで事故になりやすいのは、すでに横断歩道を渡り始めている歩行者がいた場合です。
横断歩道を渡っている歩行者をアナタがみつけて、停止線で一時停止したとします、
ところが後続車が迂闊に追い越をしてしまうと、ちょうど対向車線を横断中の歩行者を轢いてしまいますし
もちろんアナタが止まらなければアナタが歩行者を轢いてしまいますよね。
車を運転する全ての人は、ハンドルでよけるよりも、まずブレーキを踏む癖をつけなくてはいけないということです。
それは普段から青信号を確認できていないからですね。
でも大丈夫ですよ、うっかり赤信号を見落として交差点に進入してしまうより、
信号が分からない時は、ちゃんと止まれたのですから(^_^)
もともと信号のない横断歩道に信号をつけた時に
◇マークを消し忘れことがありますが
これは運転経験を積んでいくうちに慣れますよ。
もちろん車がいないときに渡るのが一番安全ですが、何か大切なことを忘れていませんか?
まず「横断歩道がそこに存在する意義」を考えてみてください。そして車が途切れるまで何分も待っている人の気持ちも一緒に。
すべての横断歩道に歩行者がいるわけではありませんよね?
商店街でもなければ何十回に1回ですから、しっかり歩行者の動きを確認しましょう。
確かに急ブレーキを踏むと追突される可能性が高くなると思います。
でも、それはなにも横断歩道だけに限ったわけではなく、赤信号でも急ブレーキを踏むと追突されることがあるんです。
漫然運転をしているドライバーは信号や歩行者の動きに注意することなく
ただ・ただ前を走っている車の後を追いながら運転するようになります。
こんなドライバーは赤信号でも、急ブレーキを踏まれると即座に対応できずに追突してしまうというわけです。
横断歩道に話を戻すと、歩行者をなるべく早く発見するように心がけて、急ブレーキにならないようにしましょう。
この意見は正しいと思います。
なぜって?、だって交差点や横断歩道などは人や車が交差する場所ですから、事故の大半はここで起きていますし
止まるとということは、それだけ危険な場所に長く留まるわけですから、事故を目撃するチャンスが必然的に増えるハズです。
だから自分が止まった時に事故が起きたとしても、それはアナタが止まったからと因果関係を結び付けてしまうのは早合点です。
運悪く、たまたま不注意な対向車や後続車に巡り合っただけなのかもしれません。そして運悪く事故現場にいただけなのかもしれません。
ところが事故を目撃することを避けるためだけに、安全確認を怠り「歩行者が渡るかもしれない」という危険予測していないと
今度はアナタが事故の加害者になるかもしれませんよ。
そう言われてしまうと、ちょっとアナタの人間性を疑いたくなります(笑)
実践しながら文句を言うのならまだしも、自分の事を棚に上げて他人を批判するのは簡単です。
自分の頭を使って考えられない、受身な人はちょっと扱いに困りますよ。
都合のいい部分と、都合の悪い部分、両方を受け入れて自分なりの意見を持つようにしてください。
ちなみに「みんな」という言葉を使うと、責任の所在が曖昧になり、自分に責任がないと錯覚しますが、
万が一、歩行者を轢いてしまえば止まらなかったアナタの責任は重大です。
なんだか、とってもヒドイ言われ様ですね。
中には信号無視したり、横断歩道が近くにあるのに横断歩道を渡らない人もいるかもしれません。
でも、歩行者全員のマナーが悪いわけではありませんよ。
一部のマナーが悪い人達を強調して、あたかも歩行者全員のマナーが悪いと一般化してしまうアナタの頭がウニです。
マナーの悪い人は目立ちますが、そうではない人の方が遥かに多いんですよ。
少なくてもアナタが止まればアナタが歩行者をはねることはありませんし、
結局のところみんなが横断歩道で止まろうと心掛ければ全然問題ないんです。
信号が「赤」だから止まるよりも、歩行者が待っているから止まった方が気持ちいいですよね(^^)
そうそう、「場の空気」ってありますよね。
プレゼンテーションなどで周りの雰囲気に流されてしまって、自分の思い通りにできなかったなんて経験をお持ちの方もいると思います。
たぶんそれは緊張感とかそういうのでなく、その場の雰囲気をこわして、シラけてしまうのが怖かったのかもしれませんね。
きっと横断歩道も同じで、先頭車両が横断歩道を無視して走り過ぎてしまうと後続車達は
なんとなく出来上がった雰囲気に飲まれてしまい、そのまま横断歩道を通過していくのだと思います。
もちろん歩行者もこの「渡らせてもらえない雰囲気」を感じているので車が途切れるまで仕方なく待っています。
そのため我慢できない歩行者は車の隙間を見つけて駆け足で渡っていったり、
先頭車両が横断歩道にくる前に渡ろうとすることが多くなり、横断歩道で止まろうとしないクルマは危険な状況に陥りやすくなります。
特に先頭車両が一番見通しがいいので、横断歩道では先頭車両が止まるのが一番安全で
歩行者が横断歩道で待つ時間も一番短くて済むと思います。
関連記事:「信号のある横断歩道」
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