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「夜間点滅式信号」

昼間は赤、青、黄色と変わる信号ですが夜になると点滅信号になるところがあります。
特に夜間の交通量が少なくなるところでは交通の円滑さを優先するためにあえて信号を点滅させています。

さらに夜間の交通量が少ない交差点では万一交通事故が起きた際
交通量が少ないことが災いして目撃者がいないことが多いため、
点滅信号にしておけば、赤信号の点滅側に停止義務が生じるので
事故原因についてお互いが「自分の信号は青だった」と主張しあい、平行線をたどる事もなくなります。

ただし、夜間点滅式信号の交差点では見通しが悪くてもカーブミラーが設置されていないことが多く
事故になりやすいので交差点通過時に速度超過していると、とっても危険です。
黄色信号の点滅では自分が優先だと思わずに一旦止まるくらいのココロ構えで通過しましょう。

そして歩行者用信号も消灯しているので、点滅信号では歩行者優先になります。
これも横断歩道で事故が起きた場合、歩行者に注意していなかった車に過失があるということになります。

 
意外な点として、夜間点滅式の場合は歩行者用信号が消灯していますが、
昼間でも点滅式信号では、歩行者用信号が消灯していない場合があります。
現在、ほとんどの都道府県では歩行者用信号が赤なら車両用信号が青に変わるようになっていますが
まだいくつかの県では、歩行者用信号が動いていても、車両用信号が点滅していることがありますので
横断歩道を通過する際は気をつけましょう。

 
まとめると、交通量の少ない場所は信号を無くした方が、そこを通過する時のフレキシブルな判断によって
信号をつけるよりもスムーズな交通の流れを確保することができます。
だから自分に優先権があるからといっても、常に周りに注意しましょう。


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2000-2009 文:りあ