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「大型車のブレーキ」

大型車には排気(エキゾースト)ブレーキというエンジンブレーキを強力にする機構がついているので、
エンジンブレーキを利かせると排気ブレーキも一緒に効くようになります。
大型車では排気ブレーキを効かせるとブレーキランプが連動していることがあるため、
ゆるい下り坂等ではブレーキランプがひっきりなしに点滅していることがあります。
でも、フットブレーキを踏んでいるのではなく排気ブレーキが動作しているだけです。
また分かりやすくするため排気ブレーキが利いている時は赤ランプではなく緑ランプが点灯するようになっていることもあります。

高速道路の追い越し車線では、大型車は「排気ブレーキを使うよ(減速するよ)」という意味で右ウインカーを使用することがあります。
これは排気ブレーキは通常のエンジンブレーキよりも強力なため、ブレーキランプが点灯せずにスピードが落ちるので、
後続車に対して「車間距離が縮まりますよ」という注意を促しています。
さらに「前の車邪魔なんだけどな・・・・」という意味もこめられています(^^;)
普通車の場合、単純に追い越しのパッシングと同じ意味で使っている方もいますが、
パッシングと違って右ウインカーは前の車に気がつかれにくいので効果は薄いかもしれませんね。


「トラックの坂道発進」

トラックには坂道発進用の補助ブレーキ装置がついていることがあります。
フットブレーキを離してもブレーキが解除されず、アクセルを踏み込むと自動的にブレーキが解除されるため、
登り坂にもかかわらずブレーキランプが点灯しない場合があります。

※坂道発進装置・・・・HSA,EZGOなど各メーカー色々な呼び名があります。


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2000-2009 文:りあ