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「サンキューハザードとウインカー」
駐車車両や昇降中の路線バスを追い越す際にウインカーを省略される方は意外と多いと思います。
ウインカーを使わずにセンターラインをはみ出す方は、
「先に進むにはセンターラインをはみ出すしかないから、ウインカーを使わなくても分かるだろう」とか
「ちょっとしか、はみ出さないから構わないだろう」と考えていたり、、、
実は分かりきっていることを改めて伝えたくないというのは、面倒とかそういった気持ちの他に
相手に気持ちの負担を掛けたくないというある意味思いやり(自己主張の弱さ)があるのかもしれません。
結局のところ交通がまばらな交差点で右左折する時にウインカーを点灯しなかったりするのも含めて、
ウインカーは自分の意思表示をするだけで相手から反応が帰ってくることはほとんどなく
意思表示が一方通行になりやすいので、留守番電話にメッセージを入れるようなものでしょう。
それに引きかえ、サンキューハザードは道を譲ってもらった時などに感謝の気持ちを伝える手段としては多くの方が使用されています。
サンキューハザードの場合は相手の行為に対する反応になるので、ちょうど会話の所々に入れる相槌のような感覚で、
留守番電話と違って聞いてくれる相手がいると、とっても心地よいのと同じなのかもしれませんね☆
ところで、左折する時のウインカーがとても遅い人がいます。
彼らは右折待ちしている対向車に「自分が左折すること」を直前まで秘密にしたいと考えているかもしれません。
きっと自分が左折することを対向車に知られてしまい自分が左折するよりも早くの対向車に右折されることを嫌って、
意図的にウインカーを遅らせているのかもしれませんね。
そんな人は自分の目の前に入られると、とても損をした気分になるのだと思います。
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2000-2009 文:りあ